McGuffin(マクガフィン)

「死ぬ間際までこの仕事をやっていたい。」美人占い師ルン子さんの仕事観。

現在日本の職種は28,785種類あるといわれており、10年後にその約半数はロボットとAIによって無くなると言われている。今の自分の仕事がなくなってしまうとしたら、何をするのだろうか。会社員とは違う働き方をするミレニアル世代へフォーカスし、リアルな時間やお金、価値観について語ってもらった。

周りに占い師の友人がいる人は少ないのではないだろうか。どんな人がどうやってなるのか、現在、音楽業界を中心に『良く当たる占い師』として話題沸騰中の美人占い師ルン子さんにお話しを伺った。

【占い師からのスカウト】


-占い師になったきっかけはなんですか?

家の引っ越しの時期が来た時に、どうせならいい方角に引っ越したいなと思ったんです。
ネット調べてみるとよさそうな占いの館があったので早速いってみました。占ってもらった時、先生に「あなた占い師にすごく向いているから、お店手伝ってもらえないかな」と誘われて。
ちょうどその時やっていたお仕事を辞めたいなと思っていたので。「じゃあ、やってみよう!」といったところから始まりました。

-占い師になることは考えたこともなかったそうですが、子供の頃なりたかった職業とかありますか?

もともとは獣医さんになりたいと思っていました。
「何か助けたい」とか「何かの為に奉仕したい」とかそうした気持ちが強かったです。

-占い師に転職するのは、迷いはなかったんですか?

なかったですね。直感で決めました。子供の時から占いが好きで、本などよく読んでいました。もともと直観が強いところもあったので、声をかけてもらえたもの流れかな、と思ったんです。

-占い師になると言った時に周りの人はどんな反応でしたか?

周りの友達は、私がもともと占いが好きだったのを知っていたので違和感はなさそうでしたね。父と母には1~2年くらいはいえずにいました。

-実際になってみてイメージと違うところはありましたか?

占い師になろうと想像したこともなかったので、働いてみてのゼロからのギャップはありました。私の先生は人気で、先生にお願いしたいお客様ばかりで自分にお客様がつかなかったんですよね。はじめの頃は収入も全然なくてこの世界は厳しいなと思いました。

-今はフリーでやられてるんですよね?

先生の元で下積みを2~3年してから、そこからフリーになりました。
お店にいると、特定の先生目当てで来るひとが多く自分にお客様がつきにくい状況でした。このままじゃいけない、と思い切って有楽町の飲み屋街で占いの流しをはじめました。
自分で行動を起こしていくと、本当にいろいろなご縁で繋がっていき、今はようやく稼げるようにはなってきましたね。

-占いの流し?

よくギター弾きながら歩いてる人いると思うんですけど、あんな感じで首から「手相、生年月日占い」など書いた看板をぶら下げて飲み屋街を歩くんです。怪しがられることもありますが、若い女の子からおじさんまで幅広く声をかけてもらえるんですよ。

【オフの日はスケボー】


-1日のスケジュールを教えてください。
お店で働いてた時は基本的に会社員の時とかわらなかったですね。朝8時に起きて、10時から夜7時まで勤務で、大体週5くらいで通っていました。

10時にお店に入ってそこからずっとお客様の対応をして15時ごろに大体30分くらいお昼に出て、帰ってきたらまたお客様の対応をしていました。基本的に手相を見たり、九星気学(生まれた日で占うもの)で占っていました。

-業務が終わった後って、何されてましたか?

そのまま帰ったり、あとは友達とご飯食べたり。会社員のときと同じ感じです(笑)就寝はその時は、1時とかですね。

-結構、遅めですね?

そうなんです。私、本当夜行性で(笑)家に着いたらその日にどんなお客様がきたのかを振り返ったりして勉強しています。それは今も変わらないですね。

-フリーランスになられてから1日のスケジュールは変わりましたか?

毎日きっちりきまったスケジュールではなくなりましたね。

カラオケやプリクラ店でブースを出して女子高生を占ったり、音楽イベントでブースを出して占ったりもしています。イベントがない日はWEBで連載してる占いの原稿を書いたり、占いをしてほしいという方の個別相談の対応をしていますね。

朝は10時くらいに起きて、朝食を食べた後に、30分くらい瞑想とヨガをしています。その後はメールチェック、個別相談、原稿の執筆などをします。そういうのがない時は、占いの流しに行ったりしてますね。

-オフの日ってどういうことされてます?

お休みの日は最近はスケボーやってるんです。

-本当ですか?! ルン子さんから「スケボー」という言葉が出てくると思わなかったです(笑)

本当ですか? ちょっとなんか恥ずかしいです(笑)もともと運動は好きで、ウォーキングとかランニングはしていました。人間って考えるとどんどんネガティブに考えてしまうので、できるだけオフの時は何かに没頭するようにしています。

その日は占いに関係することは一切しません。いつもと同じく朝食をたべてから瞑想ヨガをします。午前中は家事をして、午後からスケボー、帰ってきたらご飯を食べてお風呂に入って就寝します。

【気になる占い師の年収】


-ルン子さん世代くらいの占い師の方の平均的な収入ってどのくらいでしょうか?

この業界は人によって全然違うのでなんとも言えないですが、会社員と同じくらいですかね。年収200~300万円くらいの人もいれば、行列ができるような人だと年収3000万円以上の人もいますね。

-お店で働いている方だと時給制になるんですか?

月給、時給、歩合など、お店によりますね。

-フリーって大変じゃないですか?

お客様がつくまでは大変ですね。ただ、続けることによってリピーターがつくので自分でやった方がちゃんと稼げると思います。

-占い師の方でルン子さんみたいに若い人っているんですか?

います! 年配の方が多いイメージはあるとおもうのですが、最近は若い人も結構活躍してますよ。

【死ぬ間際まで続けたい】

-やりがいを教えてください

占い鑑定後に お客様が 晴れやかになって帰る後ろ姿をみると、自分まで嬉しくなって、やりがいを感じます。占いって「あなたはこうすれば絶対に幸せになるから必ずしなさい!」みたいな絶対的なものではなくて、その方の風向きをぱっと変えたり、背中をポンと押してあげるような役割だと思うんです。あくまでも本人に寄り添って一緒に人生について考えたときに、ヒントになるようなものなんですよね。

-この職業今後も続けていきたいですか?

この仕事は自分が健康であったら死ぬまで出来る仕事なので死ぬ間際まで続けていきたいと思っています。見た目が若かったりすると、占いを信じてもらえなかったりすることがあるので、そうした意味でも歳をとることが楽しみだったりします。経験をもっと積んで多くの方の背中を押していけるようになりたいですね。

-一生続けていきたい、ということですが、憧れている人はいますか?

昔はいました。けど今はもう誰かになりたい、というのは無くなりました。今は自分がいかにどこまで高められるか、というのを考えています。

【無駄な経験は何もないから】

-この先の未来(ロボットとかAIとかが発達した世界)、今の占い師という職業がどのくらい影響をうけると思いますか?

統計で人の性格を診断する機械などあるので、影響はあると思います。ただ、ロボットとかAIには感情とか心が無いじゃないですか?人間って必ず人のぬくもりを求めたくなると思うので、占い師や心理カウンセラーとかは今後も増えていくんじゃないかと思います。

-ミレニアル世代に向けて伝えたいことはありますか?

その世代の人たちが、自分に何が向いているのかと相談に来ることは多いです。もちろん生年月日でその人に合った職業をお伝えすることはできるのですが、それよりも「無駄な経験は何もないから、今興味あることに飛び込んでいくのが大事なんだよ。」ということを伝えたいですね。

やることは全部無駄にならないで、その積み重ねが次につながっていきますから。

出典:
日本における職業の数| レファレンス協同データベース
http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000117768

ロボット化で日本の仕事の半分がなくなるとの推計、その100の職種とは | THE PAGE
https://thepage.jp/detail/20151208-00000004-wordleaf

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