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CULTURE VIDEO MAGAZINE FOR YOUTH

【CUTE GIRL! COFFEE SHOP!!】
深きコーヒーの世界を学ぶ #2 NOZY COFFEE

Prologue
仕事で煮詰まったり、なにか気分を変えたいそんなとき。
自然と手が伸びてしまう嗜好品。それはコーヒー。ただコーヒーの楽しみ方を心得ている人は意外と少ない。
そんなコーヒーの楽しみ方とオシャレなコーヒーショップをカワイイ女子が紹介してくれるシリーズ、CUTE GIRL! COFFEE SHOP!!

今回は高品質なシングルオリジンコーヒーを提供する“NOZY COFFEE(ノージー コーヒー)”に女優として活躍する夏目志乃ちゃんが突撃インタビュー!
バリスタを務める岡本さんにお店のこだわりやコーヒーの楽しみ方について語ってもらった。

コーヒーについての造形を深めるもよし! 
週末のデートプランに組み込むもよし! 
コーヒーを通して男の素養を身に着けよう!

SHINO’s VOICE
6月に突入しましたね。今日はあいにくの曇り空です…。もうすぐ梅雨が来ちゃうのかな。今日は三宿にあるNOZY COFFEEさんにやってきました。世田谷公園にほど近い場所だから、コーヒーを片手にお散歩もできますね! 
美味しいコーヒーを飲みながらお散歩なんて幸せだな…。ということで、今回は私、夏目志乃がコーヒーの楽しみ方やこだわりについてインタビューしていきますよ! “シングルオリジンコーヒー”ってどんなコーヒーなんだろう。

 
 
Section1:お店について

かつての喫茶店はコーヒーが脇役というイメージがあったけど、
私たちはコーヒーを主役として提供する

―さっそくお話を聞かせていただいてもいいですか? まず、なぜ三宿というエリアでお店を開かれようと思ったんでしょうか?

そうですね。ロケーションが良かったというのが大きいのかもしれません。このエリアにはコンセプトをもったエッジの効いたお店が多いんですよ。三宿は品格のある良き大人たちが遊べる場所っていうイメージを持っていて。
例えばその辺にはない素敵なパン屋さんがお店の目の前にあったり、ハンカチ専門店があったり、そういった専門店が並んでいるエリアだからこそ、新しいコーヒーの形を表現するのには最適な場所だなと思ってここでお店をスタートさせました。

―確かに! 三宿って駅がないですよね。なんかそれだけで特別な感じがします(笑)。NOZY COFFEEさんにはどんなお客さんが来店される事が多いですか?

割と、幅広い年齢のお客様が来店されますね! 
若い方も来れば近所に住んでいる年配の方もいらっしゃるので、近隣の方には親しまれているお店なのかなと思います。
若い方は遠方からNOZY COFFEEを目がけて来てくれたりするのですごく嬉しいですね!

―遠方からも来てくれるのは嬉しいですね! 常連のお客さんも多いですか?

常連のお客様もたくさん来ていただいていますね!
あとは近くに公園もあるので、お子様連れのお母さんたちもよくご来店されます。

―NOZY COFFEEさんが目指す空間はあるのでしょうか?
これまでのカフェや喫茶店ってコーヒーは脇役みたいなイメージが個人的にはあって、とりあえずお店に入ったからコーヒー頼んでおこうみたいな。でもうちはコーヒーが主役なんですよね。コーヒーが主役と分かるように店内のデザインはシンプルにしています。無骨でありながら温かみのある空間を目指していますね。


 
 
Section2:コーヒーについて

豆本来の個性を大切したいから“シングルオリジン”にこだわっている

―コーヒーに関してはどのようなこだわりがあるんですか?

コンセプトとして、“シングルオリジン”ということでやっています。
“シングルオリジンコーヒー”はコーヒー豆の生産国だったり、細かく細分化された情報が明確になったもので、農園だけでなく、作った人の名前、品種、標高やコーヒー豆を収穫した後に処理をするプロセスがあるんですけど、その処理法がどういうやり方なのかがすごく明確になっています。
ちなみに“シングルオリジンコーヒー”と対になるのが、よくある“ブレンドコーヒー”と呼ばれるコーヒーなんですよ。いろんな国のコーヒーを合わせたものがブレンドコーヒーというんですけど、どうしてもブレンドすると豆本来の個性が損なわれてしまってクオリティ的にぼやけた味になってしまうので、我々はシングルオリジンだけで販売しています。

―なるほど! たくさんコーヒーの種類がありますが、NOZY COFFEEオススメのコーヒーを教えてください。

NOZY COFFEEとしてオススメしているのが、ホンジュラスのコーヒーですね。常に店頭にあるわけではないのですが、うちのバイヤーが毎年買い付けに行っていて思い入れの強いコーヒーです。中でもサンティアゴ・デ・プリングラという地域があって、そこの農園の方とは毎年、関係性を深めながら継続的な買い付けをしているので、そこのコーヒーは毎回オススメしていますね。

―美味しいコーヒーを家で飲むにはどうしたらいいのか、豆知識を教えてください!

家でコーヒーを淹れるなら、“フレンチプレス”が一番オススメですね。コーヒー豆とお湯をいれるだけで簡単にコーヒーを淹れることができるので、本当にオススメです! ドリップも良いんですが、ドリップだとどうしても淹れ方をマスターしないと美味しいコーヒーができなかったり、日によってブレが出たりするので。“フレンチプレス”なら味のブレがなくコーヒーが楽しめると思いますよ。
ただ、豆は焙煎してから日が経つと劣化をしていくので、それによる味による変化には注意してくださいね!
 
 
Section3:バリスタ 岡本さんについて

美味しいコーヒーってどこにあるんだろうって探し歩いたんです

―岡本さんはどうしてコーヒー屋さんになろうと思ったんですか?

コーヒーに出会ったきっかけは大学生時代、某コーヒーショップでアルバイトをしていたんですよ。そこからコーヒーに興味を持ち始めました。美味しいコーヒーってどこにあるんだろうと探し歩いていたんです。そのときは、大人はコーヒーを美味しい美味しいって飲んでるからどっかに美味しいコーヒーがあるんだろうなと思っていろいろ探していたんですけど、たまたま、京都にあるコーヒー店でスペシャルティコーヒーを飲んだんです。そこで飲んだコーヒーがすごく美味しくて、感動して…(笑)。これが本物のコーヒーなんだって思ったんですよね。そこから美味しいコーヒーをいろんな人に飲んでもらいたいなって思い始めて、就職活動をしていく中でコーヒー業界に入ろうと決めました。そして今に至ります。

―バリスタになるにあたって特別な経験や修行はされたんですか?
んー特にしてないんですよね…。大学を卒業してすぐNOZY COFFEEに入社したので。
ただ、カッピングというコーヒーを評価するテストみたいなものがあるんですけど、それを入社したときは毎日やっていましたね。コーヒーに実際点数をつけるんですけどその練習をずっとしていました。客観的にこのコーヒーはどのくらいのレベルのものなのか判断できるようにならないといけないので。今でも営業前などにその練習をしていますね。自主練あるのみです!(笑)。

―岡本さんが目指す、理想のコーヒーショップはどんなお店ですか?
美味しいコーヒーを提供するのはもちろんなんですけど、コーヒー屋さんに対する世間のイメージって頑固なマスターがいて、入りづらいイメージがまだあると思うんです。そうではなくて、もっと親しみやすくて、スタッフに気軽に質問ができたり、スタッフがコーヒーの美味しさをお客様に伝えていけるようなお店が僕の中で理想ですね!
 
 
Epilogue
SHINO’s VOICE

いろいろな種類のあるコーヒー。味や匂いも一つ一つ違うってことを改めて感じた一日でした。バリスタの岡本さんは若いのにコーヒーの知識もあって、私が尋ねたことすべてに答えてくれました! お店の雰囲気はもちろんスタッフの皆さんも親しみやすくてまた来たくなっちゃうお店ですよ!

<CREDIT>

■NOZY COFFEE 
住:東京都世田谷区下馬2-29-7
☎:03-5787-8748
営:平日/11:00-18:00、祝日/09:00-18:00
定休:なし
HP:www.nozycoffee.jp/index2.php

■夏目志乃
1991年5月17日生まれ。2010年から雑誌のモデルとして活動を開始。現在は女優業をメインに活動中。6月に舞台『トマトとブロッコリー』、7月公開の映画『左様なら』の出演を控えている。
Instagram:www.instagram.com/shinonatsume/?hl=ja

PHOTO:Takahiro Kikuchi
TEXT:Shunsuke Sasatani