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CULTURE VIDEO MAGAZINE FOR YOUTH

【CUTE GIRL! COFFEE SHOP!!】
深きコーヒーの世界を学ぶ #3 COFFEE VALLEY

 
Prologue
仕事で煮詰まったり、なにか気分を変えたいそんなとき。自然と手が伸びてしまう嗜好品。それはコーヒー。ただコーヒーの楽しみ方を心得ている人は意外と少ない。
そんなコーヒーの楽しみ方とオシャレなコーヒーショップをカワイイ女子が紹介してくれるシリーズ、CUTE GIRL! COFFEE SHOP!!

今回はコーヒーの飲み比べができちゃう喫茶店のようなコーヒーショップ “COFFEE VALLEY(コーヒーバレー)”をモデルとして活躍するロバーツ・アミちゃんがご紹介! 代表を務める小池さんにお店のこだわりやコーヒーの楽しみ方について語ってもらった。

コーヒーについての造形を深めるもよし! 週末のデートプランに組み込むもよし! コーヒーを通して男の素養を身に着けよう!

AMI’s VOICE
暑い日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしですか? 梅雨も明けて夏がやってきましたね。今日は私、ロバーツ・アミが池袋にあるCOFFEE VALLEYさんにやってきました。個性豊かな街のコーヒー屋さん。すごく気になりますね。なにやらフードメニューも充実しているみたいなので行く前から期待しちゃってます(笑)。どんなお話が聞けるのかなあ…。

 
 
Section1:お店について

喫茶店とコーヒー屋の中間。新しい提案のできる場所を作りたいんです

―個人的な意見ですが、池袋ってあまりコーヒー屋さんのイメージがなくって…。どうして池袋という街にお店を出されたんですか?
一番の理由は偶然で(笑)。実際やってみて思うのは、個人的に好きな街なんですよね。なぜかというといろんな人がいらっしゃるんですよ。若い人から結構年配の方まで! 池袋はガチャガチャしたイメージがあると思うんですけど、お店がある東口の雑司ヶ谷方面は落ち着いた印象もあるし、面白い街でなんでもありなんだなっていうイメージがありますね。だからこそこの街ならコーヒーを広めていけるんじゃないかなと思っています。

―確かに、駅から歩いてくるときいろんな人とすれ違いました! どんな方が来られることが多いですか?
一番多いのは、20代~30代の女性が多いですかね。ただ、街柄というか、スーツを着た方や作業をされる方も多いし年配の方もいらっしゃいますし、家族連れもいらっしゃいますし、幅広い方が来られますね。午前中はトーストのセットを食べに来られる方も多いですね。

―COFFEE VALLEYさんはどんな空間を意識してますか?
バランスっていうのをすごく考えていて、コンクリートの冷たい感じと温かい木の温もりみたいなもののバランスはすごく考えていますね。お店のコンセプトとしては10年後も飽きずにカッコいいと言われるお店を作っていくっていうのがあって。だからブームで終わるようなことはせずに、本物の良さを突き詰めていきたいですね。なので、内装も空間もシンプルにしてるつもりです。

―他のお店とは違って、フードメニューが充実していますよね?
そうですね~。コーヒー屋さんと喫茶店とカフェの3つに分けて、僕たちの立ち位置はどこなんだろって考えたときに喫茶店とコーヒー屋さんの間がいいなって思って。なんかカフェにはなりたくないよねっていう微妙なところなんですけど(笑)。喫茶店らしい、昔からあるんだけど、ちょっと新しい提案をできる場所というか。スペシャルティコーヒーという提案を加えた喫茶店という立ち位置でやっていきたいなと思っていますね。

 
 

Section2:コーヒーについて

甘さと酸味のバランス、そして思いが伝わるようなコーヒーをお出ししたい

―コーヒーに関してはどのようなこだわりがあるんですか?

僕がコーヒー豆を選ぶんですけど、甘さと酸味のバランスっていう言い方をしていて。どちらがなくてもダメで。両方のバランスが取れているコーヒーをお出ししているという感じですね。これはこだわりではないかもしれないですけど、この前コロンビアに行ったんです。生豆を探しに。そうすると行った農園に対する思いってすごい強くなるんですよ。農園主さんにお会いしたとか。そういう思いじゃないですけど、できるまでの過程とかをもっともっと伝えていきたいですよね。

―なるほど! 売れ筋のコーヒーはありますか?

先ほど出した3つの飲み比べのセットですかね。だいたい来ていただいた方は頼んでくれますね。でもほとんどの方が残して帰っちゃうんですけど…(笑)。やっぱりエスプレッソって知られていないんだなって思いますよね、改めて。続けてやっていっても全然広まってないなって思いますね。あとは単純に飲まれるのは、ラテだったりホットコーヒーがよく出ますね。
土地柄からか分からないんですが、コーヒー豆も深煎りの方が多くオーダーされていますね。

―美味しいコーヒーを家で飲むにはどうしたらいいのか、豆知識を教えてください!

やっぱり、挽きたてのコーヒーが一番美味しいと思いますよ。コーヒー豆を買うときに挽いて帰られる方も多いですけど、豆を挽く環境がお家にあるなら挽きたてで飲んでみてください。コーヒー本来の味を楽しめますよ!

 
 
Section3:代表 小池さんについて

―小池さんはどうしてコーヒー屋さんになろうと思ったんですか?

コーヒー屋さんで働こうと思ったことは実際なくて…。大学卒業してロンドンにワーホリに行ったんですよ。そしたら、たまたまカフェみたいなところで働くことになって。そこでエスプレッソマシーンに触れる機会があったんですけど、やってみたら美味しくできないんですよね。それがなぜか分からなくて。できないのが逆に面白くなってきて、そこからコーヒーをもっと知りたいって思ったんですよね。

―コーヒーに関して特別な経験や修行みたいなことはされたんですか?

んー、やっぱり独学で学んでいったのが大きいですよね。あとは仲間がいたことも大きく関係していると思います。僕はラテアートからやり始めたんですけど、一緒に目指す仲間と環境があったことでお互いに切磋琢磨できたというか。そういった関係が一番大きいかもしれません。

―特別な練習とかはされてないんですか?

特別な修行はしてないけど、色々な人から教わっているうちに、自分の求める味が定まってくるんですよね。いろいろな人にお話を聞いて、そこで学んで突き詰めて追及していくことでちょっとずつではありますけど、お出ししたい味の範囲が狭まって自分の理想に近づくというか。今のところその味をお店で出せているかなという感じですね。

―小池さんが目指す、理想のコーヒーショップとはどんなお店ですか?

難しいな。もっともっと変えていきたいことはあるんですけど、もっと自分の思いを反映させていきたいですね。単純なんですけど、こだわりが言わなくともお客様に伝わるお店が良いですよね。まだまだお店は完成してないので、目の前の問題を潰していくしかないですね! 目標は10年20年後もやっているっていうのが目標で。そのためにどうしていったらいいかまだまだ考えていかないといけないですね。

 
 
Epilogue

AMI’s VOICE

美味しいコーヒーと美味しいお菓子。小池さんのこだわりを聞いてもっと美味しく感じることができました。思いを伝えるって簡単なことではないけれど、COFFEE VALLEYさんのコーヒーには思いがたくさん詰まっているんだなと思いました! 個性溢れる池袋のコーヒー屋さん。アミのオススメなのでぜひ休日にでも足を運んでみてくださいね!

<CREDIT>

■小池 司(こいけつかさ)
COFFEE VALLEY 代表
1987年生。大学卒業後、海外に渡り現地のコーヒー文化に魅了される。海外と日本のコーヒーショップで修業。2014年ニューヨークで行われたラテアート世界選手権に出場。
“一過性でなく普遍的、スタンダードでありながら新しい”をショップコンセプトにCOFFEEVALLEYを開業。

■COFFEE VALLEY 
住:東京都豊島区南池袋2-26-3
☎:03-6907-1173
営:平日/08:00~22:00、祝日/09:00-22:00
定休:なし
HP:coffeevalley.jp/

■ロバーツ・アミ (Ami Roberts)
2003年生まれ。avex management所属 。
ヘア、ファッションのモデルとして活動する現役モデル。雑誌NYLONなどで活躍中。
Instagram:@amisakurar

PHOTO:Takahiro Kikuchi
TEXT:Shunsuke Sasatani