“SUNDAY DISCO SESSION”
日曜日の夜、クラブZEROに若者が集う理由
Prologue
リビングでくつろいでいる。
ぼーっとTVや携帯を見ている。
“ああ、明日から仕事か”。
ゆったりと時間が流れていたはずなのに、
いつのまにか日々の仕事モードに侵食されつつあることに気づく。
そう、今日は週末の最終日、日曜なのだ。
「SUNDAY DISCO SESSION 日曜日が待ち遠しい!」というイベントはその名の通り、日曜の17時~23時にかけて行われるディスコを主軸としたクラブイベントだ。
音楽、ひいてはカルチャー全般に造詣が深い、青野賢一(BEAMS RECORDS / 真っ青)、山崎真央(CAY / 真っ青)が主催し、加えてレギュラーDJの最高の夏こと中井雄一郎とANGELYUKAこと水原佑果が華を添える。
なかなか類のないイベントの形態、日曜の夕方から夜までという稀有な時間帯、明日からまた忙しない日々が始まるにもかかわらず若者が集まる、という興味深い現象に好奇心を覚え、キーマンの4人に話を聞いてみることにした。
VOICE1:主催者 青野賢一&山崎真央
■文化的な話をするサロンとしても機能
—どのようなお客さんが多いですか?
青野:オシャレな子が多いよね。
山崎:このイベントに来るお客さんは音楽だけが好きって訳でもないだろうし、色々なジャンルにおいて、理解がある人が多いと思う。
僕らもそれを理解した上で音楽を提案するっていう感じかな。
その方が奥行きも出るし、ジャンルに縛られずにも済むしっていう感覚でずっとやってきた感じです。
ホント、今の20代、30代の人はそういう感覚を持った人がすごく多いと感じていて、
だんだんそういう方が一般化してくると思うし、そんなイベントも増えてきていると思います。
—なぜこのイベントにはそのような若者が集まると考えていますか?
山崎:この10年くらいで、繁華街のいわゆるクラブってものに対してちょっとネガティブなイメージも付いてきちゃったところがあって、そんな中で、
若い人たちもそういう場所には行きたくなくなってきちゃったんじゃないかと思います。
青野:もう一つ言うと、
いわゆるクラブ体験が重要じゃなくなったうえで、でも音楽体験に関して何か面白いものないかなーって模索していると思います。
あとはインターネットによってアーカイブにすごくアクセスしやすくなった時代なので、それぞれが好きな物を突き詰められるところも要因かな。
それこそ、僕らの所に来るお客さんはレコードが好きっていう人がすごく多いんだけど、
そういうカルチャーを突き詰めている子たちが多い気がしますね。
文化的な話をするサロンとしても機能している。
その一方で、週末の最後を楽しく音楽を聴いて過ごせるっていう従来のクラブっぽい要素もあったりするので、バランスの良い音楽体験ができているのではないでしょうか。
山崎:週末に行くクラブってどうしてもショットやるとかお酒をガンガン飲むとか、
日頃のストレスをすごく強い刺激で解消する、みたいな感覚があるんだよね。
僕らのイベントはあんまり酔っぱらう人がいなくて、割と純粋に音楽を聴く人が多いんですよ。
それって、日曜日ならではだと思っていて。刹那的じゃない。
むしろ、明日からに向けての活力を得る場だと思ってくれた方がいい。充電ですね。
青野:友達と会って、話をして、良い曲が掛かったらフロアに行って、っていう、
すごくシンプルな構造になっているんじゃないかなって思います。
それこそ、夏ならアロハシャツのポップアップ・ショップに出店してもらったり、毎回美味しいフードをセレクトしたりもしているので、そういう部分も楽しめるんじゃないかな。
—毎回イベントのテーマとかはあるんですか?
青野:特にはないんだけど……あ、でもアロハのポップアップは昨年7月にやってめちゃくちゃ盛り上がったんですよね。
買ったその場でお店の人が着こなしをその人向けにアレンジしてくれるんです。で、みんなアロハを着てフロアで踊っているって画が、なかなか最高で。
山崎:ファッションを絡めるっていうのは昔のクラブでは普通のことだったからね。
自分たちがスノッブにならないように、モード系でカッコイイことやっていますよ、っていうのはカッコ悪い。そうじゃなくて来た人たちが楽しめるものはどんどんやっていったほうがいいかなって思います。
■色々な文化が、ある一定の場所で世代関係なく行き来している感じ
—そもそも、どういった流れで始まったんですか?
青野:音の良い場所で、良い音楽をじっくり掛けたいよねっていう事を考えて。最初は二人で始めたんだよね。
山崎:それぞれが40歳過ぎてから始めて、今年で4周年かな。
お互いさんざんクラブでプレイしてきた中で、僕らがなんとなくやりたい方向性が出てきて。
青野:自分たちが良いと思っている音楽を、じゃあどれだけ今の時代で気持ち良く掛けられるかってことを考え出したんですね。
—レギュラーDJの中井さん、水原さんとは一回り以上も歳が離れていますが、なぜ一緒にやろうと?
山崎:イラストレーターの永井博さんの展覧会を僕のお店のCAYでやった時に、佑果ちゃんが永井さんの作品が好きだって話を聞いて、そのイベントのフライヤーにコメントをもらおうと思って連絡を取ったのが始まりですね。
DJもやれるって事だったからその展覧会でDJをしてもらって。
青野:その後にSHINCOくん(スチャダラパー)とダブルゲストで出演してもらった時があって。掛けている感じとか、音楽に対するのめり込み方がすごく伝わってきたので、レギュラーでやってもらったらいんじゃない? という話になって。
そこからレギュラーDJに加わってもらったんだよね。
山崎:中井くんは、5年くらい前に共通の友人がCAYでイベントしている時にDJとして来ていて。
当時はデータやセラートでのDJが多くなっていた時代なんだけれど、20代半ばでちゃんとレコードでDJをしていたから「一緒にやろうよ」って声を掛けて。
—若い二人が大抜擢ですね
山崎:今、あらゆるところにDJブースがありますけど、音が良い場所を基準に考えてやらないと、DJって上達しないんですよね。
そういう場所が少なくなってきているから、その現場に佑果ちゃん、中井くんを含め若い子を立たせてあげたいというか。
普通のクラブより繊細に曲順を考えたり、繋ぎもやらないといけなかったりとか、そういうところで若い人達にやらせてあげたい。
青野:若い人たちでいうとお客さんもそうで。例えば映画についてとか、音楽じゃない話もしたりするんだけど、色んな文化がある一定の場所で世代関係なく行き来している感じっていう、そういう場所が少ない中でこのイベントがうまく機能しているというのは感じますね。
—若い人たちに教えているような感じですか?
山崎:歳は確かに離れているんだけど、競い合っているという感じですかね。
自分と同世代のDJも沢山いるけど、そこと切磋琢磨していても得られないようなものが若い人としていると得られる。
青野:例えば僕の前に中井くんがやっていたりすると、「じゃあ僕はこの曲で最後です」と、良い感じで僕にバトンタッチしてくれるんですけど、自分は「やばいこの流れで次何掛けよう?」って必死にレコードを選ぶ(笑)。
そんな瞬間が一晩の中で何度もあって、
すごく鍛えられているし、負けてられないって気持ちがみんなあると思う。
山崎:常識を打ち破られるような事もあるし、お互いが分からないことがあったら聞くし、助言もするし、良いバイブレーションで競い合えている感覚はあります。
■アジール、今っぽく言うとサードプレイス。
そういう場所としても機能しているんじゃないかな
—経験と知識が豊富で、さらに若い人の事も考えていらっしゃるお二人にお聞きしたいのですが、
今の20代~30代の遊び方について何か思うことはありますか?
山崎:少し前まで、若い人達はクラブ離れしているって感じることが多かったので、もっと楽しんでも良いんじゃないかなって思っていました。イベントに来ているお客さんも色々なイベントに行っているけど、ここ数年で楽しみ方が純粋に音楽を楽しむって方向に変わっていった人が多いと感じます。
—純粋に音楽を楽しむとは具体的にはどのような事でしょうか?
山崎:感覚的な事なので、あまり言語にするのは難しいんだけど、クラブよりもフェス、という感じが強かったし、広い空と大自然の中で音楽を大勢で共感しながら楽しむことも良いけど、雨風凌げる小さな箱の中でも、音楽により集中して楽しむということも出来ると思います。
青野:家の小さいスピーカーで聴いているとか、ちょっとしたカフェでDJやっているとか、あるいは音圧がすごくてビートは来るけど、それしか体感に残らないみたいな事が多いと思うんですよね。
そんな現状の中で、より音楽に踏み込んで、感じて理解したりとか、体験したりすることは大事なんじゃないでしょうか。
山崎: MP3プレイヤーが出てきて、音楽アプリとかそういう物が主流になってきているから、音楽をヘッドフォンなどで聴くことが多くなっていますよね。
ZEROでは、スピーカーから空気を通して聴くのだけど、音が細かいから今まではヘッドフォンで聴いていた物を体で聴けるようになるはずです。
世界のクラブで本当に流行ったりしている場所ってそういう音の基準で音楽を掛けている所が実は多いんですよね。
青野:そういう体験を持って帰ってもらえたら、それをもとに今度は自分たちでイベントをやる時に、じゃあ俺たち私たちもそういう部分を考えてやってみようか、みたいな流れになるのがすごく理想的かなと思いますね。
でも、色々語りましたがそんなにエデュケーショナルなことは考えてないですよ。
楽しめることが大前提なので。
—今後、カルチャー好きの若者にはどうなっていってほしいですか?
山崎:世界に発信していってほしいです。
今の日本はDJをやったり音楽を聴く環境としては世界規模でみても高いレベルなので、それを活用してもらいたいと思います。
特にアジアの中で日本は一番DJの歴史があると思うし、それからファッションに関してもそう。アンダーグラウンドの物からオーバーグランドな物まで、日本ってすごく深い。
青野:でも、変なグローバルリズムには飲み込まれない方がいいかもね。
謎のグローバリゼーションみたいな感じですごく平均的でユニークさが無い物がいっぱいあるじゃないですか。日本の中にも。だからそうじゃない物に喜びとか面白さの意識が向くと良いかもですね。流行っているからイイってわけじゃないって考え方を持ってもらいたいです。
一般化できないことに面白さがある感じかな。
今の時代、そこにオープンマインドでいられることは重要じゃないかなと思いますね。
—そういう審美眼を養う的な場所としても機能していそうですよね。
青野:そうですね。普段過ごしている世界と違う世界、アジールみたいな言い方をすることが多いんだけど、今っぽく言うとサードプレイスかな、そういう場所としてもこのイベントは機能しているんじゃないかなという気がしていますね。
VOICE2:レギュラーDJ最高の夏(中井雄一郎)&水原佑果
■働いている環境とは別の場所に上の人に揉まれるという環境がある
—中井さんにとってこのイベントのイメージは?
中井:青野さんや真央さんに色々教えてもらうというか、学ぶ側として出ている感じですね。
今3年くらい関わらせてもらっているんですけど、関わる前の3年と関わった後の3年じゃ、ぜんぜん密度が違います。
—大先輩のお二人がいますもんね。
中井:自分は普段はサラリーマンとして働いているっていう環境があって、
それとは別の場所に上の人に揉まれるという環境があるということはすごくバランスが良いと感じているんです。
どうしても仕事だけだと、その世界がすべてになってしまう。
対して、このイベントと普段の職場でお互いにリファレンスを取り合う様な感覚があります。それは自分の日々の生活、人生において重要な役割を果たしている気がしています。
一回り上の世代の方といると視野が広くなり、客観的に見られるようになると思うんです。
—青野さんはアジールともサロンともおっしゃっていました。
中井:仕事の場で、同世代で抜きん出ている人とかいるじゃないですか。そういう人を見て、ヤバイ!あいつはもうメディアにも出ているし、会社も立ち上げている、俺どうしよう!みたいに思うんですけど、こういう場所で色々青野さんや真央さんと話をすると焦らなくなるというか。長期的に見ることが出来るようになるんです。
そういう場所を僕みたいにみんなが見つけられるといいんですけどね。
—中井さんにとってこのイベントはどんな存在なのでしょう?
中井:後押ししてくれる場所というか。
自分の中でのディスコってそういう感じなんですよね。
素直な感情で体が動きますし、それがまた活力になってくのがディスコのイメージ。
なので、来てくれた人をポジティブな気持ちにさせて、
その人にとって、人生の腰のあたりをそっと押してあげるような場にしたいですね。
■ここで出来た友達とは何年もかけて一緒に色んな音楽を掘って
—水原さんにとってこのイベントのイメージは?
水原:ディスコって正直、普段聴く人は少ないのではないかなと思います。
ディスコ世代の人やディスコ好きな若い人、ディスコLoverが集まるイベントです。
—もともとDJはいつから?
水原:最初はテイ・トウワさんの「Records」というレコードで音楽をかけるイベントにMusic Selectorとして呼んでもらったことがきっかけです。
テイ・トウワさんのPVにも出させていただいたことがあって、「LUV PANDEMIC」という曲なんですけど。その撮影に私がモデルとして参加したんですけど、撮影前のメイク中にファンクな曲、確かマーヴィン・ゲイとかマイケル・ジャクソンとか、ソウルとかを私が掛けていて、それいいじゃん! みたいな感じで話が弾んで。そこからレコード集めたら?って話になって、レコ屋に通い始めるようになりました。
—遊びに来る同年代の子はどんな感じですか?
水原:ヴィンテージショップで働いている友達や、山下達郎さんが好きなお客さん、音が好きなオタクが集まっています! ここで友達になった人もたくさんいるし。大学生もいたりします。
ここで出来た友達とは何年もかけて一緒に色んな音楽を掘って、
コレいいよね! コレいいよね! って、で青野さんとか真央さんみたいに沢山音楽の知識や情報がある大人になる。
私もこういうふうになりたい! って憧れを持っています。
—青野さんと山崎さんとはどんな関係性?
水原:青野さんと真央さんは私のDJの先輩です!! 選曲をいつもいいねって言ってくれて、私が掛けた曲を次持って来て掛けてくれたりしますね。
中井くんと私は毎回そんな先輩方に刺激されてプレイしているなって思うんですけど、最近お互いとても成長しているのを感じていますね。ZEROという音の良い環境でプレイ出来てとても楽しいです!
—音の良さに関してはみなさんおっしゃられていますね。
水原:音がすごく良いんですよ。
だから自分も真剣になれるし、ちょっとミスしちゃったりするとすごくへこんだり。
基本クラブってどこの箱でも細かく調整できるミキサーがあるんですけど、ZEROで使用しているUREIというミキサーはアナログで難しいんですよ。
普通は音を減らして作っていくんですけど、UREIは重ねて作るというか、ビートを掴んで世界観を近くしていかないとうまくいかないんです。
だから最初すごいぐちゃぐちゃで。
完璧にいつも出来ないけど、その時感じた事を次に活かそうと思ってDJをしています。
そして青野さんと真央さんが評価してくれるのでやりがいがとてもあります。
—今後イベントがどうなってほしいですか?
水原:もっともっと人が集まればいいなって。
でもディスコ好きな人って決して多くないので、特に若い子にもっと知ってほしいですね!
流行りに敏感な子はHIPHOPとかFuture Funkが好きだと思うんだけど、ルーツはディスコとかそういうソウルフルなものから来ているから、その原点を私たちが流して、曲や音の良さを感じ取れる環境になってくれれば良いなと思います。
だから若い子で音楽を少しでも好きな人がもっともっと来てくれればなって思います!
—どう楽しんでほしい?
水原:踊って自分を解放して、あー楽しかった、明日も頑張ろうって、そういう風に思ってもらいたいかな。そのためにもハッピーなVibesのディスコを掛けていきます!
Epilogue
職場でも家でもない、アジール=サードプレイスとしての機能性。
カルチャーを愛する大人から若者へ、若者から大人へ。
そこではクラブでも居酒屋でも体験できないような双方向での文化共有が行われているのだ。
とまあ、堅っ苦しく書いてはみたが、とりあえず行ってみてください!というのが率直な感想です!
フロアに飛び出せば自然と身体が動き出し、気づいたらその勢いで月曜日からの仕事もうまくいっちゃいそう! って気分になるはず!
日曜日の夜の過ごし方、ちょっと変えてみませんか?
<CREDIT>
■サンデー ディスコ セッション
国内屈指のサウンド・システムを誇る青山ZEROにて、
奇数月の第一日曜日に開催しているSUNDAY DISCO SESSION「日曜日が待ち遠しい!」。
次回は9月2日開催予定。
ゲストDJには、KANDYTOWNからDJ Minnesotah とDJ MASATO。
Open : 17:00/Close : 23:00
Entrance Fee :\1,500
Facebook
https://www.facebook.com/events/1173332942808422/
青山ZERO
http://aoyama-zero.com/
■青野賢一(BEAMS RECORDS / 真っ青)
ビームス創造研究所クリエイティブディレクター、〈BEAMS RECORDS〉ディレクター、文筆家。1987年よりDJ活動を開始し、現在は青山zeroのSUNDAY DISCO SESSION「日曜日が待ち遠しい!」のレジデントDJのほか、渋谷Bar Music、青山CAYなどで定期的にプレイしている。選曲家としてU-SENのアプリ「OTORAKU」にてプレイリストを公開中。文筆家としては『CREA』『ミセス』などに連載を持つ。
■山崎真央(CAY / 真っ青)
91年よりDJをスタート。90年代中頃からロンドンの老舗レコードショップ、MR BONGO WORLD WIDE LTD.の東京店で勤務。99年から2005年まで表参道のスパイラル内でスパイラルレコーズのプロデュースに従事。現在は青山のRestaurant Bar CAYの音楽ディレクター兼プロデューサーとして様々なイベントや展示会を担当している。
■最高の夏(中井雄一郎)
大学在住時の2011年よりDJをスタート。音の良さ、気持ちよさ、グルーブを追い求めふと気づくとレコード沼に。寝ても覚めても、24時間365日レコードを考えているレコードジャンキー。気持ちよく踊れるダンスミュージックのためにジャンル、時代を問わず良い音を追求し、街中のリサイクルショップから、レコ屋のエサ箱、フリマからDiscogsまで幅広く探索をし続ける。青山 ZEROでのレギュラーパーティSUNDAY DISCO SESSION「日曜日が待ち遠しい!」を行いながら都内各所のグッドパーティにて毎週末DJ中。
■水原佑果
モデルとして国内外のファッション誌をはじめ、パリコレクションに出演するなど
今注目を集める東京のイットガール。インスタグラムのフォロワー数は38 万人を超え、同世代の女性たちからファッションアイコンとしての支持が高くモデル以外にも、アーティストとしての一面も持ちあわせDJ 活動をはじめ音楽方面へも活躍の場を広めている。
DISCOを中心にしながらも、山下達郎や細野晴臣、TOWA TEIなどの邦楽も得意とする。
PHOTO:Takahiro Kikuchi
TEXT:Keita Ando