【Homecomings×小見山峻】京都のローカルどこで遊ぶ？

金閣寺、清水寺、二条城、嵐山……

京都と言えば、修学旅行や観光で行くお寺や神社、もみじなどのイメージが強い。西のCITYに住むミレニアル世代は京都のどこで遊んでいるんだろう？

ミレニアル世代に支持を得る写真家 小見山峻氏を、京都在住の4ピースバンドHomecomingsにローカルな京都を案内してもらった。

普段の旅行では何気なく通り過ぎてしまう風景や場所に立ち寄って、地元方と話をすると、自分の暮らす街との共通点や、それまでまったく知らなかった世界を垣間見ることができる。

〝自分の目で足で、京都のストーリーを″

ネオンが光る喫茶店「みず色クラブ」

京阪三条から徒歩5分の住宅街の中にある喫茶店。家と家のスキマに「その場においてあるだけ？」と思うような、知らなければ通り過ぎてしまう看板が。細い道の先に光るブルーとピンクのネオンカラーを目指して進むと、お店の入り口にたどり着く。芸大出身の女性3人が運営し、ご飯もお酒も頼むことができる。レトロな雰囲気でセンスの良いアイテムも取りそろえているので、食事も買い物も楽しみたい。名物のカレーはぜひ食べたい1品だ。

居心地のいいレコードショップ「100000t アローントコ」

古本、レコード、CD、古着などの中古品を取り扱っている。京都で開催される様々なイベント運営を手掛ける店長は、キャラクターがかなり良い。被っているキャップがちょっと変わっていたり（今回はビビットな紫だった）、独特の笑いのセンスもなぜか心地よく、店長とゆるく会話しながらずっとレコードをディグっていられる。帰り際「これ出しといて」と、個人的な郵便物を頼まれたりして、完全に「近所のおっちゃん」だ。そんな店主の人柄に惹かれて老若男女、幅広いファンがお店に集う。

ロックな銭湯「錦湯」

昭和2年から続く京都の老舗銭湯。老舗ながらも風呂場にDJを呼んだ音楽イベントや、若手落語家を中心とした投げ銭ライブを行うなど、革新的なスタイルが愛され多くの地元民が通う。訪問した際にはぜひ店主と話をしてみてほしい。様々なイベントを催してるだけあって、面白い話が次々と出てくる。今回の訪問では「錦湯で行ったDJイベントの後、床がへこんでしまったのをみんなで直した」なんてエピソードも聞けた。温かい京都人に触れ合える貴重なスポットだ。

ローカルと旅人がつながるホテル「The Millennials」

自由を求めるミレニアル世代に向け、コワーキングスペースとホテルが融合した新スポット。ローカルと旅行者とがつながる場として2017年7月にOPENした。ワーキングラウンジ、ロビーラウンジ、ソーシャルラウンジの3つに分かれたゾーンはすべて24時間全て好きに使える自由なスタイル。宿泊ユニットも快適さを追求された設計で、これまでのカプセルホテルのイメージが覆るホテルだ。